今日は運動公園を歩いた時、菜の花が綺麗に咲き揃っていました。横を通る時、とっても甘い香りが。待ち望んでいた春が、やっと。
ここのところ生徒さんへのウクレレ橋渡し役が続いています。良い出会いがあると本当に自分のことのように嬉しくなります。ハワイからも2本、送っていただいています。昨日のレッスンでも、新しいウクレレを持ってこられた生徒さんのストロークが自然と良い感じに変わっているのに気づきました。良いウクレレは、良い弾き方を教えてくれるようです。
私の方は、というと、2年前ハワイで衝動買いした「チョー」高かった(ハワイ滞在、という興奮が私をそうさせた汗)ウクレレ。実は日本に持って帰ってじっくり弾いてみると、音は良く鳴るのだが、まるで「暴れ馬」という表現をしたくなるほど音全体のまとまりが無く、しかも弦高も高めで弾きづらく、全く好きになれずにいました。音色も「う〜ん….」。
「使わないんだったら売りに出そうかな」とまで思い始めていました。
隣町に楽器屋さんがある、との情報を生徒さんから聞いて、「ダメもとで一回調整に出してみようかな」と思い立ち(修理、調整に出すのは、意外と勇気のいることです。以前にとても評判の良い名が知れた修理専門の方に、目の前で大切なウクレレを壊された経験があります。その方からは「ごめんなさい」の一言もありませんでした)、少し恐々と店にうかがいました。出迎えてくださったのはとても穏やかな雰囲気の方で、車椅子に座っておられました。色々とお話する中で印象に残ったのが「私はそんなに器用ではありません」という言葉でした。その言葉から、その方がとても謙虚な方であることがわかりました。
この1週間で5回くらい通いました。あ〜だ、こ〜だ、細かい私のリクエストにほんとに真摯に粘り強く向き合ってくださいました。
今日、ウクレレの調整が終わり手元に帰って来ました。暴れ馬だったあの子の音色は「きらびやかで」「暖かくて」「伸びやかで」「繊細」でまとまりのあるものに変わっていました。弾きやすさも文句なし。
10年くらい探し続けていたウクレレがやっと見つかりました。
「このウクレレはすごくいいよ!」と勧めてくれたハワイの「タイラーさん」本当にありがとう。
そしてこの子の持っていた潜在能力を見事に引き出して、私好みの音色にしてくれた「リアリーミュージック松田さん」本当にありがとうございました。
追伸
ウクレレのある部品の高さを、ほんの0.1〜0.2ミリ変えるだけで、こんなに音が変わるんだ!と改めて驚かされました。すごいなあ。